活動記録

【2026年夏・苫小牧】1分を惜しむ。その積み重ねが、成長の差になる

【2026年夏・苫小牧】1分を惜しむ。その積み重ねが、成長の差になる

第3回 次世代エリートキャンプ(2026年7月10日〜12日/北海道苫小牧市・nepiaアイスアリーナ)

2026年7月10日(金)から12日(日)までの3日間、北海道苫小牧市のnepiaアイスアリーナにて「BNIアイスホッケーU-14育成プロジェクト」の2026年度第3回育成キャンプが開催されました。

厳しいトライアルやスカウト制度を経て、北海道、東北、関東エリアから選抜された精鋭11名(うちゴーリー2名)が集結。目指すのは、単なる競技スキルの向上にとどまらず、地元チームへ戻っても全員の目標となる「人間力溢れるリーダー」の育成です。

筆者が目撃したのは、氷上の1秒、1分に全力を注ぎ、目覚ましい成長を見せながら、リンクを駆け抜ける子どもたちの真剣な姿でした。

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一歩リンクに足を踏み入れると、そこには息をのむようなピンと張り詰めた緊張感が漂っていました。

オンアイスの時間は「1秒でも多くパックを触り、実戦に活かす」という徹底したテーマのもと、超高密度のトレーニングが展開されます。

氷上練習を主に仕切る人見峻コーチは、元アイスホッケー男子日本代表ゴールキーパーとして培った広い視野を生かしながら、実戦を意識した練習を構築。「今年の選手は成長スピードが速く、ドリルも正確にこなします。バリエーション豊富なトレーニングができています」と評価されていました。

また、オリンピック日本代表キャプテンを3大会連続で務め、本プロジェクトのディレクターとして欠かせない存在である大澤ちほ氏からは、「スキル向上だけでなく、挨拶や礼儀、人としての成長を大切にし、地元チームに帰っても全員の目標となる選手を育てる」という、プロジェクトへの強い思いが伝わってきました。

リンクには高いレベルで活躍するOBや先輩選手たちも協力者として駆けつけ、実戦さながらのドリルやコンビネーション練習を実施。普段から戦術を熱心に勉強している選手たちは、一度聴いた指示を正確に理解し、素早く氷上の動きへと落とし込んでいました。

思うようにプレイできず悔しさに表情を歪ませる場面もありました。しかし、今期で卒業する1名を除き、10名はこれからもこの育成プログラムで学びを重ねていきます。選抜選手としての誇りを感じさせる姿で、何度でも挑戦します。何度でも立ち上がります。

「パックを取られても絶対に諦めない」「最後の一歩まで手を抜かない」。食らいついていく表情には、アスリートとしての強い意志が宿っていました。

今日1日頑張った子が、明日、昨日よりもすごい自分になる。1日、1時間、1分遅れれば、先に努力し始めた仲間との間に決定的な差が生まれる——。リンクの上でひたむきにパックを追う姿から、子どもたちの目覚ましい成長を感じ取ることができました。

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子どもたちがリンクの上で限界に挑み続けられる背景には、彼らを温かく支える大人たちの存在があります。

現地では、地元企業による高タンパクで栄養満点なアスリート食の提供や、プロカメラマンによる迫力ある写真・映像撮影など、多角的なサポート体制が整えられました。また、練習相手として全力でぶつかってくれたOB選手たちの協力も、子どもたちにとって大きな学びとなりました。

こうした支援の輪には、BNIが大切にする「Givers Gain®(与える者は与えられる)」の精神も息づいています。周りのために行動し、サポートを与えることで、その恩恵は巡り巡って地域や社会全体の大きな財産となっていきます。

誰かの成長を支えようとする思いが、大人から子どもたちへ、そして未来のアスリートへと引き継がれていきます。「人が人を育てる」という温かい「共育」の環境が、苫小牧のリンク全体を包み込んでいました。

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苫小牧での3日間のオンアイス・トレーニングは、11名の選手たちにとって、技術の向上にとどまらず、「アスリートとして、人としてどう在るか」を学ぶ貴重な時間となりました。

キャンプを終えた選手たちは、それぞれの地元チームへ戻ります。そこで今回得た経験を生かし、周りの仲間にも良い影響を与える存在へと成長していくことも、このプロジェクトが目指す姿のひとつです。

リンクの上で味わった悔しさも、できなかったことができるようになった喜びも、これからの成長につながっていくはずです。

この2年間の育成プログラムを通じて、選手たちがどのような成長を遂げていくのか。いつの日か世界の舞台で活躍する姿を思い描きながら、私たちはこれからも彼らの挑戦を応援していきます。

今後とも「BNIアイスホッケーU-14育成プロジェクト」へのご理解と温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。

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